トガツキ。

風を詩ふ花。

どうにもならないくらい
流れ出してとめどなく僕は
紡ぐことができない僕を
呪うしかできないのだ

 何が変わるでもないのに
 代わりなんていないのに

痛みを何かにうつしかえるなんて
できなくて それでも
ただ流れはじめるのを待つ
僕をなぐさめる人はいない

 何が代わりでもないのに
 変わりなんてない どこにも

そうさ どこにも見つからない
風にとられた僕のうたも

 僕を待つ君も。
2004.11.15
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