トガツキ。

さやか。

勝手に君の中に未来を求めてた
深い眠りの底でそのことに気付いた
そんな想いじゃ生きていけないってことも
きっと解ってた

どうにもならないことは隙間からこぼした
だって 持ってても無意味だと思ったから
待ち焦がれなくても今日はいつか終わるから
心配いらない

耳鳴りがするほどの蒼い静寂を
ずっと願ってるような気がしてた
いつか本当に巡り逢えたら
君はどんな顔で笑うだろう
この汚い心は追い求め待ち続けてる
どこまでも遠い記憶が覚める日まで

いつから欲しがることが怖くなったんだろう
何で単調な音を望んだんだろう
日々は巡り還り君を連れ去るから
泣きたくなるほど胸が痛い

君の笑顔に既視感を覚えたのは
気のせいでも思い上がりでもなく
少しでも近づけたなら
笑うことが出来たなら もしかして
終わりの来る時間を一緒にむかえられたのかな
やわらかい雫 藍から響くように
君なしでもう自分は成り立たない。
2005.06.17
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