楽園。
僕は別に使命感から君を守っている訳では無い。全部いつか崩れていくんだ
前を向く前に倒れていくんだ
だから諦めてしまえよ
何もかも手に入れるなんて都合が良過ぎるから
折れる音がした
僕は目を閉じて
静かに記憶から排除した。
回りくどく面白みの欠片も無い
君の希望は存在の必要も無く
伏せた箱の中身まで
どれだけでも良いから消し去りたいと思ってしまった
ね、
そう思ったんだろう?
下がり続ける何かを止める術など
知っていても使うつもりは無い
だけど意味が在るなら
棄ててしまえば良いと思った心すらも
僕は叩き壊したい衝動に駆られるんだ
諦めれば良い
そうすれば何も変わらない
何も変われない
変われない
言っただろう
僕は“使命感”から君を守る気は毛頭無い
変わりたく無いのなら
勝手に押し潰されてしまえ。
2006.09.17