トガツキ。

解釈願い。

懐にもぐり込んで君の臓器の音を聴く
決定的な気温の変化に
ついて行けない針金の空
今のところ
痛み、もしくは崩壊
例えば赤い太陽が僕を焼き殺す瞬間

せめて放せないでいるうちに
どろどろに溶けて
妄想と一緒になれたら良いのに

時計の動きが狂い始めたら
闇に飲まれる合図
どうかこのままで居させて
区別がついているうちは
生きているかどうかくらいは
多分
実感できるから。
2006, in winter.
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